よくある質問

来院(施術前)について施術について来院後(施術後)について鍼灸や東洋医学について
Q.子供やペットも一緒に連れて行っても良いですか?
A.ペットの同伴はご遠慮いただいております。 一人で待つことのできるお子様であれば、お母様と同部屋もしくはサロン内でお待ちいただくことが可能です。一人で待つのが難しい場合、お母様と同部屋にてお待ちいただくことが可能ですが、鍼を用いての施術ですので事故を避ける為に施術箇所に触れたりせぬようお願いいたします。土日祝日はサロンが大変混みあいますので、できるだけ平日の日中にてご予約調整をお願いします。 また、お子様が待っていられるように、お気に入りの本や動画をお持ちいただくなど工夫をお願いいたします。乳幼児はお母様と同室にベビーカーに寝かせていただけましたらご同伴可能です。 ただし、土日祝日はサロンが大変混みあいますので、平日の日中にてご予約調整をお願いします。また、赤ちゃんができるだけ泣かずに待っていられるように、施術の直前に授乳やオムツの交換をしていただくよう工夫をお願いいたします。 ※施術中にどうしても赤ちゃんがぐずってしまった際は、施術の中断や短縮などをさせていただく場合がございますので、ご了承ください。
Q.着替えは必要ですか?
A.美容鍼コースであればお着替えは必要ございませんが、症状によっては少し洋服をめくらせていただく場合もございます。美容鍼と同時に首や肩こりの症状が気になるお客様は襟元が広いお洋服を着用ください。 身体治療コースをご希望のお客様はお着替えをご用意しておりますのでご利用ください。
Q.お化粧はしたままで大丈夫でしょうか? お化粧直しを持参することは必要でしょうか?
A.お化粧はしてきて頂いても問題ございません。 しかし、消毒などで多少お化粧が取れてしまう場合がございますので、お直し程度の化粧品をお持ちいただけますと良いかと思います。


Q.ボトックス注射やヒアルロン酸注射や糸リフトなどをした後に美容鍼をうけても大丈夫ですか?
A.

他院でお受けになられた美容施術後、炎症がない部位に関しては鍼をしても大丈夫です。炎症とは、赤みや痛み、または腫れがある場合です。 また、ボトックスやヒアルロン酸を注入された箇所に直接鍼をすることで、その部位の血液の巡回を良くして効果が早く失われてしまう可能性がございます。その場合は、その箇所には直接鍼をせず、周りに鍼をし、引き上げてシワを伸ばしたり、タルミを改善する方法がございます。美容鍼にも色々な方法があり、他の美容治療との併用もできますので、鍼灸師にお気軽にご相談下さいませ。

Q.シミとりレーザーと併用しても大丈夫ですか?
A.

赤みや痛み、腫れなどの炎症反応がなければその日に鍼治療を受けていただいても構いません。同日に受けたい場合、万が一の為に美容鍼の後にシミとりレーザーを受けることをお勧め致します。

Q.アトピーの症状がありますが、鍼灸治療を受けても大丈夫ですか?
A.アトピー性皮膚炎をお持ちの方でも鍼灸治療をお受けいただけますが、美顔鍼をご希望の場合は、お顔に炎症がない場合のみ美顔鍼を始めることができます。もしお顔に痒みや炎症がある場合は、お顔に鍼をすることで稀に症状が悪化することがありますので、お身体への鍼灸治療で体質を改善された後に美顔鍼を開始することをお奨めしております。
アトピー性皮膚炎への鍼灸治療のアプローチとしては、自律神経や免疫力を調整したり、血行不良を改善するなどして、徐々にアトピーの出にくい体質作りを目指します。その結果、炎症を抑え、かゆみの軽減、皮膚のバリア機能の改善を促していきます。
アトピー性皮膚炎とは、「増悪・寛解を繰り返す、瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ(アトピー性皮膚炎診療ガイドラインより)」と定義されています。つまり、「かゆみのある湿疹」「よくなったり悪くなったりを繰り返す」「アトピー素因を持つ」という3つが特徴です。
人間の皮膚に備わっているバリア機能は、外からの刺激や雑菌などの外敵が体内に入り込まないように、また体内から水分などがもれないように守る大切な機能です。アトピー性皮膚炎の方の皮膚は、このバリア機能が低下しているため、角質の細胞の間を埋めている角質細胞間脂質や水分を保つ天然保湿因子が減ってしまいます。その結果、角層のバランスが崩れ、外からさまざまな刺激やアレルゲンが侵入しやすくなります。アレルゲンが皮膚から侵入すると、それを攻撃し、からだの外へ追い出そうとする免疫細胞と結びつき、ヒスタミンという物質を出すことで炎症が起こります。
鍼灸治療はアトピーに対して即効性はありませんが、時間をかけて体質改善をはかることができます。また、食べ物やお肌のケアの方法など、生活習慣の見直しもとても大切です。鍼灸師としっかり相談いただきながら治療を進めて参りましょう
Q.鍼灸治療と西洋医学との併用はできますか?
A.はい、当院は保険扱いではなく自費治療ですので、問題なく併用できます。例えば、医師が症状の改善に東洋医学である漢方薬を使用するように、西洋医学と鍼灸治療を併用することで、より効果が上げられることもあります。最近では、慶應義塾大学病院の神経内科が頭痛の治療に鍼灸外来を設けるなど、大学病院などでも鍼灸治療を行うところが増えてきました。何かご心配な点がございましたら、いつでもご相談くださいませ。
Q.生理中でも鍼灸を受けて大丈夫ですか?
A.大丈夫です。 生理痛が辛い方の場合は、施術後、痛みがおさまるというケースが多いです。 生理前症候群(PMS)にも、鍼灸をおすすめしています。少しお肌が敏感になっているのでもし鍼のお痛みがきついようであれば鍼灸師におつたえください。
Q.鍼は痛いですか?
A.ほとんど痛みはありません。カリスタの施術方針として『痛くない鍼』を標榜しており、お客様からも「え?もう始まっているんですか?」「まれにちくっとするけど、全然怖くないです。」というお声を何度も頂いております。 鍼は髪の毛ほどの細さのものを使い、痛覚(痛みを感じる神経・感覚)を刺激しない程度ものを使用しています。また、鍼のうち方にも工夫をしており、痛みを最小限に抑えています。
Q.鍼は衛生的に問題ないですか?
A.使用する鍼は滅菌されたディスポーサブル鍼(使い捨ての鍼)を使用しますので、ご安心ください。 
Q.顔への鍼で、内出血はしますか?
A.髪の毛よりも細い鍼を使いますので、内出血のリスクは低いですが、絶対に内出血しないとは言い切れません。但し、内出血はご体質にもよりますが2~3週間ほどで消え、痕には残りませんので、どうぞご安心ください。また、内出血を起こすということは、東洋医学的に見れば、お身体の中の滞りが外に出てきていると考えますので、むしろ良い傾向ともいえます。
Q.顔に鍼を刺して血は出ないですか?
A.使用する鍼は髪の毛ほどの細いものですので、刺激も小さく、血が出ることはほとんどありませんが、 出血しやすい体質の方もいますし、同じ方でもその日のご体調によって出血することもあります。 しかし、内出血はお身体が悪いものを外に排出しようとする自然な反応ですので、むしろ良いことともいえます。 内出血された場合、お身体のお疲れ具合や体質によって、治るお時間には個人差がございますが、長くても2~3週間とお考えください。 内出血がずっと治らないということは決してございませんので、どうぞご安心ください。
Q.鍼灸は続けないとよくならないですか?
A.お客様の体質、体調にもよりますが、1回の施術でも気になっている症状の改善はできます。しかし、症状によっては回数を重ねないと効果を感じられないものもございますし、日常生活における疲労やストレスで元に戻りやすいので続けてお受けいただくことをお薦めしております。継続頂くことでより効果がアップしたり、効果の持続力が高まることが多いのですが、お客様のご事情に極力あわせて施術をさせて頂きますので、担当鍼灸師にお気兼ねなくご相談ください。
Q.鍼は身体へどの位の深さで入っているのですか?
A.

お客様のお身体の症状や筋肉の厚さなどの部位によって異なりますが、基本的にお顔への鍼は2.3ミリ程度。深くても1センチ程度のところに鍼をしております。

肩こりがひどく痛みや症状が深い部分にあったり、お尻や腰周りなど深い筋肉を緩めたい場合は、必要に応じて1センチより深く刺鍼する場合もございます。

お客様のその日の体調に合わせて最適な刺激量を選択してまいります。刺激量はお客様とご相談させていただきながら調整いたしますのでご安心ください。

Q.脈を診て何がわかるのですか?
A.脈を診ることを脈診(みゃくしん)といい、脈に触れて拍動の強さや早さ、硬さやリズムなどを把握することで、身体の状態を診察する方法です。話している時は元気でも、脈を診ることでその人の今のお身体の状態を更に把握し未病治療をする為にも脈診を行っています。
中国医学では、気血の状態が脈に現われ、脈診で臓腑の様子が分かると考えたため、古くから行われ、診断において重視されて参りました。例えば、首や肩が強く凝り精神が緊張している場合、硬く強い脈になります。また慢性的に疲労が溜まっている方は普段より細く弱くなります。
Q.鍼が痛い所と痛くない所があるのはなぜですか?
A.お肌が乾燥している部分、疲労や病気のため皮膚や筋肉の緊張が強くなっている部分、また、「痛点」や「毛穴」に鍼が当たりますと痛みを感じる場合がございます。そういった場合は、少し鍼を浅くしたり、一度抜いてからもう一度刺すと緩和されることがほとんどです。毛穴は神経や血管が集まっており、他の部分よりも痛みを感じやすくなっております。また目・鼻・口などの大事な器官の近くは痛みが感じやすくなっております。 これらの痛みは、鍼を刺した直後に少し「チクッ」と感じる痛みです。鍼治療が初めてのお客様でも、「想像していたより痛みが少ない」と仰る方が多いですが、お身体がお疲れになられている時は、身体の刺激に対する反応が敏感になっており、痛みを感じる場合がございます。 痛みなどの刺激の感じ方にはとても個人差がありますのでカウンセリング時や施術中に刺激のお好みをしっかりと確認してから治療を行います。もし施術中に気になるお痛みや刺激がございましたら、鍼灸師にお申し付けくださいませ。 痛みなく結果を出す鍼治療を行う為に日々訓練しております。
Q.鍼を外す時に痛い時があるのはなぜですか?
A.通常、鍼をすることで血流が良くなるため筋肉が緩み、鍼を外す際に痛みを感じることは少ないです。しかし、過労やストレスなどで自律神経が乱れ、刺激に敏感になられていたり、筋肉が強く凝り固まっていると外す際に筋肉の繊維が引っかかり痛みが出てしまうこともございます。
その様な状況でも技術のある鍼灸師が鍼を刺した方向と同じ方向に鍼を外すことで痛みを極力少なくしております。またその部位を重点的に揉み、お冷やしをすることで痛みを軽減して参ります。
Q.鍼が痛い日と痛くない日があるのはなぜですか?
A.

同じ部位に鍼をしても痛い日と痛みを感じない日がございます。

これは皮膚が乾燥していたり寝不足や疲労が溜まっている時や生理中ですとお肌が敏感になっているので痛みを感じやすい場合がございます。


また痛みを感じる皮膚の器官は、疲労や心身のストレス、感情、天気の変化等にも影響を受けやすく、同じ部位に同じ刺激を行っても、刺激の感じ方が違うこともあります。施術前に、ご体調などをお伺いし、お客様に合わせた治療をさせていただいておりますが、もし施術中に刺激が気になる場合は、鍼灸師にお申し付けくださいませ。

Q.鍼の響きってなんですか?また響いた方が良いのですか?
A.鍼をした場所に、痛みとは違う、ズーンとだるいような、重いような、感じを受けることがあります。また、お客様によっては温かく感じたり、心地よく感じたりしますが、これを「響き」と言います。
鍼の響きは、「得気(とくき)」とも言い、凝りが強い方には気持ちよく感じる方が多いです。まれに神経を傷つけたのではと心配される方もいらっしゃいますが、そのような事はございませんのでご安心下さい。響きの感覚もその時だけで数日間続く事はほとんどございません。響きやすい方が効くわけではなく、お客様の体調や体質に合わせて響きの強さを鍼灸師が調整いたします。
Q.鍼の本数が多い方が効くのですか?
A.

使用する鍼の本数が多ければ多いほど効果がでるわけではございません。
その日の体調・症状や、その方の体質等によって、鍼をする適切な場所と本数を鍼灸師が決めて参ります。身体は一人一人違い、同じ人でも体調は刻々と変化しています。適切な鍼の刺激量はいつも同じではありませんので、お身体と美容のお悩みを随時相談いただき、お客様にとって最も効果的な鍼の本数に調節いたします。

Q.お灸はどのぐらいの熱さまで我慢したら良いのですか?
A.お灸は熱ければ熱いほど効果があるというものではありません。火傷するほどの熱さではなく、ほどよい温熱でつぼを刺激することで効果がございます。その日の体調や気温、湿度によって熱さや強さの感じ方が変わりますが、熱さを感じるのは血行不良が改善しているサインです。そのまま熱さを我慢されると火傷になってしまう可能性がありますので、我慢をせずに熱さを感じたらすぐに取り外す事が大切です。
Q.鍼は神経に打つのですか?
A.鍼は神経を狙うわけではなく、経絡と呼ばれる気の流れの上に存在するツボを刺激するために用います。そもそも、ツボは体の機能にアンバランスが生じた時に皮膚や筋肉に表れる反応点です。鍼灸師はこの反応点を探して鍼を打ちます。仮に神経に鍼をした場合でも、鍼は細くて柔らかいので、神経が傷つくことはありません。
Q.鍼灸施術は、ストレスや更年期症状、うつ症状などにも効果はありますか?
A.自律神経やホルモンバランスが乱れているとよりストレスを感じやすくなります。当サロンの鍼灸治療は、自律神経やホルモンバランスの改善を得意としておりますので、ストレスを蓄積しにくくなります。更年期の症状も同様に、お身体のホルモンバランスなどを整えていくことで、症状を軽くするお手伝いをしてまいります。
Q.鍼灸治療と西洋医学との併用はできますか?
A.はい、当院は保険適用ではなくすべて自費治療なので問題なく併用できます。例えば、医師が症状の改善に東洋医学である漢方薬を使用するように、西洋医学と鍼灸治療を併用することで、より効果が上げられることもあります。最近では、慶應義塾大学病院の神経内科が頭痛の治療に鍼灸外来を設けるなど、大学病院などでも鍼灸治療を行うところが増えてきました。何かご心配な点がございましたら、いつでもご相談くださいませ。
Q.身体に刺した鍼が、折れてしまったり、身体の中に入ってしまったりすることはありますか?
A.ございません。当サロンでは、国家資格を有した鍼灸師、が品質の高い国内生産の使い捨ての鍼を使用しておりますので、心配ございません。
Q.鍼灸施術が体質に合う、合わないはありますか?
A.どのような体質の方にも鍼灸施術をおすすめできます。当サロンでは、お客様それぞれのご体質、ご体調にあわせて、オーダーメイドの鍼灸施術を提供しております。お身体や美容でお悩みのことがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。

Q.施術当日はお風呂に入っても大丈夫ですか?
A.治療後は血行がよくなり、すこしのぼせやすくなっておりますので、熱いお湯や長湯は避け、シャワーやぬるめのお湯にお入りください。

Q.施術直後、身体がだるくなってしまいました。大丈夫ですか?
A.鍼灸治療をすることで、全身の血流が大変良くなっておりますので、治療当日は運動した後のような身体のだるさや眠気が出られる方が多くいらっしゃいます。治療の効果の表れの一つですので、ご心配いりません。激しい運動や多量のアルコール類を避け、ゆっくりとお過ごしいただければ、翌日にはスッキリされていると思います。
Q.施術の後、食事は普通に摂って大丈夫ですか?
A.鍼灸施術をすることで、全身の血流が大変良くなっております。過度な量のお食事を召しあがりますと、消化にエネルギーが使われてしまいがちになりますので、施術後は腹八分目でお食事をお摂り下さい。胃腸に使われるエネルギーの負担が少なくなる分、バランス良く、施術の効果をご実感頂けると思います。
Q.施術の後、お酒を飲んでも大丈夫ですか?
A.鍼灸施術をお受けになった後は、全身の血流が大変良い状態となっております。お酒の吸収も普段以上に良くなって、お酒が回りやすい傾向にありますので、施術当日の飲酒は控えめにしていただくことをお勧めいたします。
Q.施術の後、運動をしても大丈夫ですか?
A.鍼灸治療をお受けになった後は、全身の血流が非常に良い状態となっております。過度な運動をされると、お身体のだるさが出やすくなる傾向にあります。施術の効果をより高めるためにも、施術当日は運動をお控えいただくか、普段よりも軽めにされる事をお勧めいたします。
Q.施術の後、顔に小さい青いアザ(内出血)が出来ました。これは消えるのでしょうか?どのくらいで消えますか?
A.お顔には非常に多くの毛細血管が通っており、鍼の刺激で毛細血管からの内出血が生じることが稀にございます。鍼による内出血は、身体をぶつけた際にできたりする「青アザ」と同様のものですので、通常は2日から2週間程度で消えてまいります(お客様の体質によって変わってまいります)。当サロンでは内出血が出ないよう万全の注意を払って施術いたしますが、施術後に内出血が出てご不安な際は、担当の鍼灸師までいつでもご相談下さい。
Q.鍼をした後に赤い点が残っています。大丈夫でしょうか?
A.

鍼をしたところに、体調や体質により、赤くプツっとした湿疹や出血跡のような点が現れることがあります。
赤い点は施術後すぐに消えることが多いのですが、一部の方では2~3日、またごく稀に1~2週間ほど残る方もいらっしゃいます。
これは、①瞑眩(めんげん)と呼ばれる身体の好転反応と、②鍼を皮下に刺すことによる毛細血管の出血のいずれかが考えられます。

①瞑眩(めんげん)と呼ばれる身体の好転反応
鍼灸施術で身体の修復機能や免疫力が高まると、身体は鍼灸の刺激にもとても良く反応し、鍼を打ったところに赤みを伴った発疹や痒みが現れる場合があります。これは東洋医学で瞑眩(めんげん)と呼ばれる好転反応のひとつですが、時間の経過とともに赤みも落ち着いていきます。

②鍼を皮下に刺すことによる毛細血管の出血
当サロンで利用する鍼は、0.12~0.16mmと細いものを利用しています。例えば美容皮膚科でヒアルロン酸注入に利用される針の直径は比較的細くても0.3mm程度ですので、約半分くらいの細さとなります。物理的に細い針のほうが皮膚は傷つきにくく、針跡も残りにくくなります。
一方、細いとはいえ、皮下に鍼が入る際に皮膚表面の毛細血管が出血し、これが小さな赤い出血斑として一定期間残ることがあります。鍼で皮下組織を微少に傷つけると、その創傷治癒過程でコラーゲン・エラスチン繊維の生成が促されるため、鍼の効果としては必要な反応となります。殆どの方は2~3日以内に消えますが、稀に長い方ですと消えるまで1~2週間程度かかる場合があります。ご心配な際は、いつでもお問い合わせください。

Q.ツボとはなんですか?
A.ツボとは、東洋医学で言う「経穴(けいけつ」のことをいい、全身で670種類以上あります。ツボはひとつひとつに名前があり、身体の各臓器と深く関係しています。東洋医学では、ツボを触ったり押したりすることにより身体の反応をみて異常を見つけます。これを触診といいます。また、鍼灸師は、病気の時に反応の現れやすいツボを鍼やお灸で刺激することで治療していきます。
人の身体には14本の経絡(けいらく)が通っていると考えられており、その経絡にそって経穴(ツボ)があります。経絡には「気」と「血」が流れており、それらがスムーズに流れると健康が保たれます。鍼灸師は適切なツボへ鍼灸治療を行い、内臓を調整し、「気」と「血」の流れを改善することで症状を緩和し、体調を改善してまいります。
Q.お灸は何に効くのですか?また、どうして効くのですか?
A.お灸による熱がお身体の深部に伝わることで、血管が開き、血流が改善されます。血流が改善されると、筋肉を固くしてしまう原因の疲労物質である乳酸や二酸化炭素などが排出され、回復を促してくれる酸素や栄養素が筋肉の細胞まで運ばれます。肩こり、頭痛、腰痛、関節痛などの筋肉の凝りが原因で起こっている様々な症状の改善が期待されます。
また、お灸は自律神経のバランスを整える働きがあり、人が本来持っている自然治癒力を高め、疲れにくいお身体に体質改善することができます。
お灸は定期的にすることで効果をご実感いただけるのが特徴です。ご自宅でもできますので、ちょっとした不調をご自身でケアしてお手軽な健康法として取り入れていただくこともおすすめです。
Q.鍼はどうして効くのですか?
A.

鍼の作用は様々な機序が考えられていますが、大きく分けると以下のものが挙げられます。


1.内因性鎮痛機構の活性化
鍼をすることで、エンドルフィンやエンケファリンといった物質が分泌されます。それらは体内でモルヒネと似たような働きをする物質で、体にもともと備わっている「内因性鎮痛機構」という痛みを緩和してくれる働きを活動させます。


2.下行性痛覚抑制系の活性化
鍼をすることで、痛みの伝達を抑制する仕組みの「下行性痛覚抑制系」が活性化されます。痛みの情報が遮断されることで痛みを緩和したり、痛覚閾値の上昇などといった痛みを感じにくくする働きがあります。


3.血液循環の改善
鍼をすることで、筋血管が拡張して筋血流が改善します。血行が良くなることで、筋肉の緊張が緩み、発痛物質や老廃物が新鮮な血液とともに流れていきます。


4.自律神経系、内分泌系(ホルモン)、免疫系の調整
交感神経と副交感神経、内分泌、免疫のバランスを整えることで、身体が理想的な状態に保たれます。鍼治療は、本来人間が持っている自然治癒力を高め、自らの力で回復するのをお手伝いする治療法です。世界保健機構(WHO)でも”副作用のない安全な”治療として、鍼灸治療の効果が正式に認められています。薬品などは一切使わないので、副作用の心配をせずにうけることができます。また、自然治癒力を高めるので病気の予防法としても有効です。

Q.鍼とお灸の違いは何ですか?
A.鍼とお灸の大きな違いは“熱・暖かさ”の有無です。 冷え性の方や、温めることで症状が緩和するお身体の状態・症状にはお灸を使うことが多く、またさらに効果を高めるために鍼とお灸を併用して施術をしてまいります。 鍼には、皮膚からの感覚神経を通して脳に伝わることで、つらい部分から伝わる痛みの感覚を遮断したり、脳から分泌されるエンドルフィン(脳内麻薬)等が分泌され痛みの感覚をまひさせることで、とくに優れた鎮痛効果があります。 一方、お灸には、熱により身体を温めて血流を促することで、筋肉を固くしてしまう原因の疲労物質である乳酸や二酸化炭素などを排出する作用があるので、肩こり・頭痛・腰痛などに効果を発揮します。 どちらも、身体の免疫力を高め、元の正常な状態に戻すよう働きかける作用がございます。
Q.吸玉(カッピング)とはどういった治療法ですか?
A.皮膚に釣鐘型のガラスのカップを当て、真空ポンプを用いてカップ内の空気を吸い上げ、真空状態に近い状態を作り出します。
吸玉は内側から外側へと向かうこの吸引圧が特徴です。吸引圧により吸着部分の血管を拡張させ、発痛物質、老廃物を流し、細胞に血液を行き渡らせる結果、物質代謝を促進させ細胞を活性化し生体の持つ機能を改善させます。
例えば、筋肉に起因するような肩こり、腰痛、筋肉痛、神経痛は勿論、内臓疾患、冷え性、高血圧、浮腫といった自律神経を主体とするような疾患、症状にまで効果を出すことが出来る療法です。